森野さんはイケメンです(・∀・)
大体の原因は分かったけれど
やっぱりどれ位の誤差があって偏ってる商品はないかを知る為にも、森野さんは在庫を数えた。
仕事が落ち着いていた事が大きいけど
当初は私が戻るまではパートさんが数えに入って、私が戻れば交代する予定だったのに
「いいよ、やるよ♪」
と、機嫌よく手伝ってくれた。
流石森野さん
m9(^Д^)プギャー
つくづく森野さんは女性の扱いが上手いと思う。
森野さんは毎回、きちんと全員にお礼を言っていた。
「人が少なくて大変だったんじゃないですか?」
と。
……..あれ?
私への優しさはどこ行った?
(゚Д゚三゚Д゚ )
orz
パートの人達が非常に協力的だったお陰で全員の手を止めること無く3日で全ての在庫を数え終えた。
Aが何ヶ月もかけていた事を、森野さんは交代してたったの4日で終わらせた。
夕方、数え終えた在庫表とパソコン上の在庫表を照らし合わせ
私「どう?(・ω・`)」
「うん。合わないね
優花さんの方は?」
私「こっちも┐(´д`)┌
ただ、これは入庫の時なんやろなってのは分かるんやけど..
自社商品でなんでこんなに違うのかが分からんねんなぁ」
「ん?どれ?」
そう言うと森野さんは私の見ているパソコンの画面を後ろから覗き込んだ。
お!これ、すっげぇOLっぽい!!w
「..どしたの?」
私「パソコン見てるってOLっぽくない!??w」
「それを言うなら事務員でしょw」
私「そっか!!w」
そんな下らないやり取りをしていると
「在庫数えに行った方がいいんじゃないですかー?
パソコン見てて在庫が合うんですかー??」
A、いたのか(・ω・`)
てかお前にだけは言われたくねぇww
私「もう数え終わりましたけど何か?」
本当、いちいち突っかかってくる奴だな。
「は?全部??」
私「全部。
今照らし合わせてる所ですが何か?」
ガタガタ煩ぇな。
喧嘩売るなら買ってやりますが何か!??(゚д゚)
「はい、おしまい。
画面見よっか?」
そう言って森野さんは私の頭を掴んで無理やりパソコンの画面に向けた。
本当、雑だなこの人!!w
私「ちょ!!w
扱いが雑!!」
「あ、痛かった?
ごめんねww」
社長に“Aには関わるな”と言われてから、森野さんは極力関わらせないようにしているのか
Aが居る時は必ず隣にいる。
私「もぅ!!
とりあえずさ、これやねんけどおかしくない?
ここの商品一式だけ在庫の狂い方が目立つねん(´・ω・)」
「本当だね。
どこでだろう..?
ちょっと調べてみるね♪
他に何かおかしなところってある?」
用件が終わっても離れる気配がないのはAがいるからだろう。
迷惑かけてごめんよ、森野さん(・ω・`)