飲み会あるあるで



あぁ、コイツって周りが全く見えていないんだなって分かる奴(・∀・)




いるよねーww







よくもまぁコイツはこんなにもベラベラと言えるもんだな。



この場にいる全員が固まっている。



誰が見ても私はキレているし

誰が見てもAはキレられても仕方が無いし。




「A君、もう止めな。

男が女の子の事をベラベラと言うもんじゃないよ」



そうだぞ、A。

お前は恥と言うものを知れ。




それでも止まらないAに気を使ったパートさんが



「そうやんな、A君優花ちゃんと仲良かったもんな?

もう止めといた方がいいんちゃう?

優花ちゃんと仲良かったんもみんな知ってるし、な!?」



この“仲良かった”のワードがAの中の何かにヒットしたらしく



「仲良かった..ってか、今も仲悪い訳じゃないですし?

まあ痴話喧嘩みたいなもんですよ」



……….は?



痴話喧嘩だと?



鞄投げといて痴話喧嘩?



壁に人を押し付けといて痴話喧嘩?



いやいやいやいや(ヾノ・∀・`)



お前は私の彼氏でもなければ旦那でもねぇから。



確かにこれが旦那の通なら痴話喧嘩だわ。



殺し合いでも、私と通の間柄であれば私は痴話喧嘩として納めるわ。



私にとって痴話喧嘩で収められる人間は、私の中で通しかいない。



その他の人間は「切るつもり」でしか、私は喧嘩はしない。



私にとっての痴話喧嘩は“喧嘩をした先に分かり合える相手”との喧嘩しかない。



考え方や基準は人それぞれだとは思うけど



私にとってはAと通が同等?



お前ガチで殺すぞ。



これが痴話喧嘩なら別にビール瓶で殴ったところで痴話喧嘩だよな?



「メガネさん、優花さんからビール瓶取り上げて」




森野さんが動いた。



森野さんは席を立ったかと思うと



「優花さん、ちょっと外に出ようか」



いや。



私か―――――――ぃ!!!!!!



「社長、ちょっと優花さん暴れそうなので外の風に当ててきますねw」



「おぅ、頼んだぞ」



お前も頼んでんじゃねぇよ!!



私「ちょっと森野さん、私かよ!!」



暴れそうじゃないよ。



暴れるつもりだよ!!



(*´・ω・)(・ω・`*)ネー



「そりゃ優花さんでしょw

ビール瓶握り締めてタイミング見計らってたら、そりゃ優花さんになるよww」



くそ。見てたのか。



「でもA君にとってはこっちの方が殴られるよりダメージ大きいんじゃない?」



(・ω・`)??



私「よく分からんけど自分の手で食らわさな気ぃ済まんわ。

森野さん終わったら社長と2件目行こうや!

こんな後味悪い酒で終わられへんわ!」



「ハハハ!いいね♪

多分社長もそのつもりしてるし、優花さんから言えば喜ぶと思うよ?」



結局森野さんに宥められて忘年会に戻ったけれど、雰囲気最悪でクソつまんねぇww



私「社長、まだ帰らん?」



「なんや?飲み足らんのかww」



私「うん♪2件目連れてってー♥」



社長の返事は勿論OKで「ちょっと待っててくれな」と言って離れた。



「あの..」



なんだコイツ。



まだ居たのか。



「A君、どうしたの?」



返事をする気もない私に森野さんが代わりに答えた。



「いや、帰るんやったら送ろうかと思って..」



は?



ちょww




お前の車になんか乗る訳ねぇだろ。



正気か、コイツ。



「優花さんどうする?

今日は送ってもらってもう帰る?」



((-ω-。)(。-ω-))フルフル



私「訳ないやろ。

私は社長と森野さんと飲みに行くもん!!

絶対行くもーん♪」



Aには答えず森野さんにだけ答えた。





つーかさ。



コイツ本気でどの面下げて言ってんだ?