成長が出来ない大きな原因は、物事を表面でしか捉える事が出来ないからだと私、優花は思う。



だけど慣れて余裕が出来た時に



「何故あの人はあの時ああ言ったのか?」

「何故あの人はあの時にこうしなかったのか?」



それを考えて知ろうとした時、人は大きく成長する。



by 優花







私が会社に戻るとメガネ君も白髪さんも戻ってなくて



車を片付けていた私の元にAが近付いてきたかと思えば



「本間にいい加減にしてもらえませんか?」



と言い出した。



うん。



主 語 を 述 べ ろ 。



何を本間にいい加減にしてもらいたいのかを言えよ。

(*´・ω・)(・ω・`*)ネー



つーか面倒臭ぇな。



なんか宇宙人がまた何か言い出したなー..程度で放っておく私に、Aは1人で話始めた。



コイツ私が速攻で物を言わないと、やたらと調子に乗って余計な事までベラベラ喋るよな(・ω・`)



どうせ後から泣くのは自分なのに。



基本的にAが何かを言う時は興奮状態なので、何が言いたいのかは分からない。



人に物を伝える時は話をまとめてからにしろ、と。



もう耳にタコが出来る位までは言っているのに、タコ程度じゃ足りないんだな。



つーか。



コイツよく卒業論文とか提出できたなw

高学歴(*´・д・)(・д・`*)ネー



Aが何を言いたいのか分からないままでも、断片的なものを掴んで繋げていくと



どうやらメガネ君が愚痴ばかりを言うから、メガネ君の仕事を減らせと言う事らしい。



うん(・∀・)



どうしてそんな発想になるのかが知りたいww

m9(^Д^)プギャー




私「..メガネ君の仕事を減らしたとして。

その減らした分の仕事は誰が取んの?」



「は!?私走れますよ?」



┐(´д`)┌



私「お前にメガネ君の予定の半分振ったとして。

売り上げは誰が上げてくんの?

お前出来ひんやん」



売り上げの額だけの話だけじゃなく、ある意味この売り上げを上げる仕事も半分位はサービスの一貫みたいになっていて、あてにしてくれるお客さんも増えていて



売り上げを上げる事は仕事の中心ではないけれど、お客さんから言われて上がる事も出てきている。



商品知識もなければ、そもそも人の話を聞く事が出来ず



また、人に合わせる事が出来ないAには出来る事じゃない。



「じゃあ、白髪さんと優花ちゃんで取れないんですか!?」



は?(゚д゚)



今コイツ何を言い出した?



「私が覚えます」って言うんじゃなくて



「私と白髪さんで割り振れ」だと?



いやいやいやいやいや。



一体何故お前の為に??



メガネ君が愚痴を言うからと言って



Aが愚痴を聞くのが嫌だからと言って



今出来てるのに減らす必要ってある??



Σ(゚д゚;)コイツの発想がすげぇ!!w



「優花ちゃんは帰ってるから知らんでしょうけど、メガネさん夜愚痴ばっかり言うてるんですよ!!」



へぇー。



「疲れたばっかりで全然仕事もせぇへんし!!」



へぇー。



だ か ら 何 だ ?



今更Aの言う事に信憑性なんてないし



例え本当にメガネ君が愚痴ばかり言っていたとしても、メガネ君は今まで以上の仕事をこなしている。



何より私の前でメガネ君は愚痴らない。



私「別に私、メガネ君から愚痴聞いてないから」



「は?それって何の嘘ですか?」



うん(・∀・)





お前の全てにそっくりそのまま返してやりますが何か?