倒れたボーリングのピンを見て喜ぶT。



そして振り返った瞬間に、固まるTww



「今ここでバチバチいかれるか表に出るか好きな方選べや」





私がこれからどうするつもりなのかも

自分がこれからどうなるのかも分かっているTは



「……出ます」



と。




最早Tに関しては許せる嘘なんて私の中には存在していなくて

そもそもの“噓を吐く”と言う行為自体が別れる事の条件となっていたから



「決定的やろ。別れるから」



散々ボコボコになったTをその場に置いて帰ろうとした私に



「それだけは嫌や!待って!!」




と叫ぶTの言葉に耳を貸す事もなく私は乗ってきた原チャリでそのまま帰路についた。




家に着いたら日付はもう変わっていたし、遊びに行こうにも時間も時間。



うん(´・ω・`)



クッソつまんねぇwww

(ノД`)・゜・。




しばらくすると電話が鳴って、相手は私が最初電話をかけた子で



「優花ちゃん、今日はごめん!」


………………|д゚)

忘れてたwww

(ノ∀`)タハー




私「あー、いいよ。

どうせまたTが勝手にまた嘘吐いて私を体調不良にしたんやろ。

元気やけどなww」



「うん…。行く時に“優花ちゃんは?”って聞いたんやけど…。

優花ちゃん黙ってたら怒るやろうし。

でもTさんが優花ちゃんも知ってて、でも体調悪いから行って来てって言ってるって聞いてて…。

だから優花ちゃんは知ってるもんやと思ってて、ごめん」




あのバカ。

とことん終わってんな(゚Д゚)




「はんッ!!wいいよ。自分(あなた)には怒ってないし。

私が人伝に聞いてつもりを聞きに行ってから言われてたら怒るやろうけどw

先に言われて謝られたらそれ以上怒る理由もないし、本間に大丈夫やし寧ろごめん(´・ω・)」


「本間にごめんな。優花ちゃん大丈夫??




……………………??




あれ?なんか雰囲気が思ってるのと違うくないか??




この子は一体何を心配してるんだろう?



私があなたに怒る理由はないから
大丈夫も何も、心配はいらないぉ??



(*´・ω・)(・ω・`*)ネー



「大丈夫って何が?

ヒールやったらぶっ壊れたけどまだ他にもあるし気にしてないで?」




ヒールの心配でもなさそうだけどww

m9(^Д^)プギャー




「優花ちゃん、泣いてるんじゃないん?」




は??




「何でww寧ろ別れてめっちゃスッキリしてるでぇ♪」



(`・ω・´)もう“嫌”だとは言わせないぉ!!



「別れたって……え!??

Tさん、優花ちゃんが泣いて帰ったから今から行くって言うてたけど……」



だーかーらーーー

アイツは一体何なんだ!??

orz




電話を切った後、玄関のドアをノックする音が聞こえた。

誰がノックしているのかなんて、確認しなくても分かる。



どうせTだろ。

┐(´д`)┌