Aの負けず嫌いは半端ない(・∀・)





元々Aは負けず嫌いが並大抵ではなく



メガネ君達も過去に

「新人が入った時のA君のライバル心がバレバレ過ぎて面白いww」

と笑っていた。



私はあんまり気になった事がなかったので



私「そうかなぁ?

私にはいつでも、いつまでもマイペースにしか見えんわ」



と、本当に負けず嫌いならいい加減出来るようになれや(゚д゚)

としか思えなかったんだけどww



森野さんが入社した事で、周りが言う“Aの負けず嫌い”の意味を少し理解出来た。




雰囲気も優しく、口数も多くない森野さんだけど

仕事を覚えるのが早くて行動も早い。



女性ばかりの私の職場で森野さんに人気が集まるのは至極当然の事で

それは社長の耳に入るのに時間はそんなにかからなかった。



「森野は酒は飲めるんけ?」



どこまでも呑む事が好きな社長なんだけど、この職場の男性はアルコールを呑める男性がメガネ君しかおらず

私も付き合えればいいんだけど、一応主婦なのでw



(*´・д・)(・д・`*)ネー



社長は従業員から、お酒の席で色んな話を聞きたいと言うのが希望だったけれどそれはいつまでも叶わなかった。



「嗜む程度ですが、お酒は好きですよ♪」

そんな森野さんとも数回飲みに言っては



「森野は面白い奴やで!優花は知ってるか?

多分優花とも話は合うと俺は思うぞ!!」

と、森野さんと飲みに行った後は機嫌がいい。



「へぇー、そうなんスか。

ミーティングしましょうよ社長。

したら私、その後飲みに行ける!!w」



と ほぼほぼ私、優花が飲みに行きたいが為にミーティングを提案したんだけど

当時は会社の仕事も増えていて、事務的なシステムにも大幅な変更もあった事もあり



「そうやなぁ。ミーティングするけ。

明後日の晩するから皆に言うといてくれや」

と決まった。




思い立ったが吉日が我が社長ww

m9(^Д^)プギャー




とは言え



「忙しいやろうからその後で飲みに行くのは行きたい人間だけでいいわ。

どうせメガネ達は理由付けて断りよるやろうしな」



社長分かってるww



社長は今の会社を設立する時、自分はサラリーマンをしながらの仕事をしてて

その中の一つで

「コミュニケーションを取る事」

に重きを置いている人間で、実際自分は骨折しようが熱があろうが誘われれば断る事をしないでどこまでも着いて行き

今の会社を設立するまでに至った。



「飲みに行くのも仕事の一つ」



そう言って実際に自分が仕事を掴み取ったからこそ、付き合いの良い森野さんを特に気に入ってはいたし

逆に全く付き合いをしない今の社員達には半ば諦めを見せている時でもあって



ミーティングが終わって



「よし、優花行くか!!

森野君はどうする?」



「ご一緒していいなら行きたいですね♪

僕も優花さんとも呑んでみたいし♪」



と、他のAを含めた3人にはもう声もかけなかったし



私「メガネ君も白髪さんも行かん??」



声をかけても

「我々は仕事が残ってるし明日もあるからご遠慮させてもらうわ」

と、案の定断ってきた。



3人で会社を出ようとした時




A「社長、私も行きます!!」





え??

来るの!?∑(゚д゚;)