「おはようございます」

そう言って遅番のAは出勤してきた



組織と言うのは必ず空気を読まないのか、読めないのか分からない人間が一人はいる

(ノ∀`){人の事言えないけどww



出勤してきたAに

「A君、おはよう!
昨日大変やってんてな!?
自分が止めたんやろ??
何があったんか一から説明してぇな!!」



うん



素敵に無敵なばばぁだな、おいwww



「加賀美君が怒るって何かあったん?
何で怒ったん?
自分全部見てたんやろ?

あの子が何言うて加賀美君キレたんや?」



うん



とりあえす黙れ、お前



「まぁまぁ、今はもういいやーん」

「早く仕事して!そんな話後ででいいやん!!」



うん?



気を使われてますが何か?( ´,_ゝ`)プッ



しかしAはアホだ

これ位アホだ



それこそさも当たり前のように

「いやぁ‥あれはダメですよね」

と言った



Aは他人との会話を全て自分の事のように話すから、誰とどんな話をしたのかはすぐに分かる



「女性に対してあの怒り方って言うのは絶対にしたらあかん事ですからねぇ」

そうヘラヘラ笑いながら言った



うん



お前、誰よりも言ってはいけない人間だよ



私は男性二人を横目で見た

大方私が帰った後で加賀美君についてそう言う最もらしい事を話していたんだろう



お前等まとめて眼球引き千切るぞ



「とりあえすA君、おしゃべりはその位にして仕事しようか」



そう言って空気を読むメガネ



「あかんでなぁ、女の人に対してそんな怒り方するんは最低やわ!
A君、よう止めたわ!偉い!!!」



空気を読まずに喋るばばぁ



「まぁクビになると思いますよ?

自分が出来てない事言われて暴れる人間が社会に通用する訳がないですからね」



空気を読まずに調子に乗るA



「そうやな。その通りやわ
みんなもそう思うなぁ!??」



空気を読んでるみんなにシカトされるばばぁ



人間ってここまで自分を棚に上げて話が出来るものなのか?

人間はここまで自分がした事をきれいさっぱり忘れられるものなのか?



空気を読まないばばぁは続ける



「だってあの子段ボールとか蹴ったんやろ?
信じられへんでなぁ!?
私だって旦那ともう40年近くおるけどそんな事された事ないもんな!
やっぱあんなんは人格によるんやで!!」



そうね



あんたの旦那は本当によく出来た人だよwww

m9(^Д^)プギャー




この人はこの人で会社のパートさんの中ではムードメーカーだし
空気を読まないところも含めてみんなに愛されているw



だからこの今のばばぁはいいとして、A



ばばぁが空気を読まなくても許される事だからと言って
決してAまで許されると言う事はない



しかしそれすらも分からないAはヘラヘラと笑って続けた



「ハッキリ言って段ボール蹴るとか男としてもですし、人としてもどうかと思いますからね」



うん



言っちまったな