今でこそAとは全く関わらないけれど
基本的に当時はそこそこ仲良しですた(・∀・)
ある日会社に戻ると珍しく社長が居た。
会社に社長がいるのは当たり前なんだけど、ウチのたぬ……社長は全く会社に顔を出さないw
会社内の事は全て上司でもある専務に任せていて、自分は少しの時間でもお客様の所を回っている。
時間を作っては飲みに行き、自らが常に営業をしていて
自分は社内にいるより外にばかり目を向けがちだから
容赦なく社内で吠える私を特に可愛がってくれている、と言う事もあるのです(*´д`*)
私「お、社長珍しいですねwお疲れ様です」
「おう、お疲れさん。もう一服したんけ?」
私「まだですよ」
(๑•̀ㅂ•́)و✧{さっき吸ってきたけどな!!w
社長と喫煙所に行くと社長から
「お前またやったんやって?」
と聞いてきた。
勿論内容は先日のクレームの後のミーティングの事。
私「あー、まぁ。思い出してもガチでまだキレそうですけどね」
「まぁまぁそんなにカリカリしないで下さいよ(笑)
今度Aを福岡にやろうかと思ってるんや」
私「福岡?……はぁ」
この会社には日本全国で今の現時点で15店舗あるんだけども、福岡の支店は当時は立ち上げて1年も経っていない時で
私「福岡の支店、具合悪いんですか?」
「まぁな。ちょっと大阪から人やらんと経験がない人間に任せるんは酷でな。
メガネでもええんやけどAに行かせたらアイツにとってもええ経験になるやろ」
何だかんだと社長も考えてるんだなぁ……。
(。_。(゚д゚(。_。(゚д゚ )
確かにいい経験にはなるだろうし
今のままでいたってAは優先順位が分からないまま、ずっと迷走する事になる。
一度大阪から離れてリセットするのは悪くない。
私「それ期間はどれ位ですか?」
「まあ早くて1ヶ月、長くても半年程やな。
こっちから行って新しい人間を育てて、その人が育つまでやから
Aやと1年位かかるかも知らんな!!(笑)」
社長はそう言って笑った。
人を育てると言う事は自分の成長に大きく関係する。
Aに最も足りないコミュニケーション力と、話をまとめて分かりやすく相手に伝えると言う事。
誰にも頼る事が出来なければ、育てる人材がいつまでも覚えなければ少なからず自分の教え方に問題がある……と自分を見直さなければならない。
うん。
確かにいい案だ。
会社が全て用意してくれて、今までと全く違う環境で仕事をすれば帰ってきた頃にはAも逞しくなっているかも知れない。
「Aには近々話すけど、くれぐれも優花からAには言うなよ?
アイツがちゃんと自分で考えて結果を出さないと意味がないからな?」
私「言わないですよw
福岡っていつからの予定です?」
「早ければ早い程いいな。
まぁ急な事やから俺も行くけど。
人が減るけど宜しく頼むぞ!!」
そう言う事だよな(´・ω・)
でも仕方がない。
私「余裕でしょ。1人抜ける位。
私が1人で埋めたりますわww」
実際ただでさえカツカツなのに、その中から人が更に減るのは困る。
だけど「困ります!!」と困っていない今、主張したところで
福岡の支店が困っている事も
大阪から経験者を排出しなければからない状況も
それは何一つ変わらない。
なら「出来るように頑張ろう」と。
やってみないと分からない事に対してごちゃごちゃ言っても始まらないから
私「物理的に無理な時は社長呼びますからねww」
そう言うと社長は
「任せとけや!!
言っとくけど俺に回らせたらお前ら、立場が無くなるぞ?」
そう言ってまた笑った。
しかしこの2日後、福岡に行くのは
Aではなく森野さんだと発表された。