Aは泣いた。



そりゃもうボロボロと泣いた。



Aのその姿を見てパートの人達は言う。



「私達が悪いの?」と(・∀・)







朝、私がまだ寝ていると電話が鳴った。



電話の相手はメガネ君で時間はまだ8時前。



うん。



私、優花はギリギリまで寝ます

(ノ∀`)タハー




私「おはよーございますぅ..」



「おはようございます。

ごめん、まだ寝てたかな?」



私「うん。何ぃ?どっか急ぎ??」



(。-ω-)zzz. . .{眠いぉー



「急ぎじゃないんやけどちょっと早く来れるかな?」



私「Aの事?昨日帰らせてないの?

それとも帰らせた後で会社戻った?」



「まぁ..それでちょっと相談があって。

悪いんやけど急いで会社、何時に来れるかな?」



私は8時半に会社の喫煙所に行く約束をして眠い目を擦りながら起きた。



どうせAの事だから「帰れ」と言われても残っていたとか、そんなところだろう。



正社員は商品の荷受けの為にシフト上、早出がある。



その為、Aだけじゃなくメガネ君も白髪さんも会社の鍵を持っていた。



ただ、それだけならわざわざ私を朝から呼ぶ事はないだろうし..

一体なんだろう??(´・ω・)



私「おはようございまーす」



会社に着くとメガネ君だけじゃなく、そこには白髪さんも上司もいた。



私「どうしました?こんな揃って」



「実はな..」



話を聞くと、案の定Aはメガネ君と会社を出た後別れてから会社に戻り

上司が最後に鍵を閉めたのを見て会社に戻って作業していたらしい。



ここまでは想定の範囲内で



「これ見てくれる?」


そう差し出されたのは何が書いてあるのか分からない、手書きの送り状。



とても使い物になるようなものじゃない。



「それ、A君が書いたんやわ..」



……。

まあそうなんだろうな。



でも



私「何で手書き?」



送り状は基本パソコンで打ち込んで印字する。

手書きで1通1通書くなんて、膨大な作業もいいとこだ。



アイツ、使い方を知らなかったのか??(´・ω・`)



そう思っていると、まさかの一言。




「それがな、パソコンが壊れたみたいなんやわ」




‥‥‥‥‥!!!!



あの時か!!!!Σ(゚д゚;)



Aはキーボードを叩いて大声で怒鳴った。



あの時に潰れたんだ..。



アイツ、本気で何やってんだよorz



Aは出来る限り全力を尽くそう!!(`・ω・´)



と思った訳でもなければ



言ったからにはやればいいんでしょ?や・れ・ば!!!!



と思って残った訳でもない。



自分が壊した結果、するしかなくなったんだな(´・ω・`)



そんなの私が帰った後ですぐに気付いただろうけど‥



私「それ壊れたって昨日聞いてなかったんですか?」



「A君、私が送り状出すの手伝おうかって言うたんやけど“いいです!!”って言うもんやから。

あの時私が触ってれば気付けたんかも知らんねんけど‥」



ふーん。

要するに隠したんだな。



どうせバレるのに(゚д゚)



Aに限らずみんなそうなんだけど

隠せもしない事を隠そうとして、怒らせる。



どんな理由があろうとも、一体何があろうとも、優先順位は基本的には変わらない。



Aは壊したのであれば壊れていると気付いた時点で報告して、謝るべきでしかない。



それを隠そうとしたって、その場凌ぎで誤魔化そうとしたって

結局はどうにもならない。



事態がややこしくなるだけでしかなくて



当然会社の備品が故障したとなれば社長に報告しない訳にも行かず



それを報告した時に一晩中会社にいたAに対して怒った社長はAを帰らせるように言っている..と。



だけど誰が何を言ってもAは聞く耳を貸さないのだ、と。



いや、専務頑張れよ(´・ω・)



私「で、実際加工っていくらか出来てんの?」

((-ω-。)(。-ω-))フルフル



私「送り状の機会はすぐ直るん?」

((-ω-。)(。-ω-))フルフル



私「Aは?」

「在庫数えてる..」



はあぁぁぁぁ。



アイツ、ガチでいい加減にしろよ?(゚д゚)




私「Aのとこ行ってきますわ」