森野さんは既婚者です。



森野さんに惚れるべからず(・∀・)




今コイツ、私に向かって鞄投げたよな?



プッチーーーーーーーーーーン



どころの話じゃねぇ。



ガチでぶっ殺す!!



と私が思ってキレる私に、森野さんは言う。



「退いて。邪魔」



今まで森野さんには体のどこにも触れられた事すらない。



その森野さんに、押し退けられた。



うん。



何か怖い(;´・ω・)



だって絶対“押す”とかないもん。



いつだって

「優花さん、ちょっと後ろ通るね?」

だもん。



なのに「邪魔」の揚げ句に押す!??




森野さん‥??(;゚Д゚)




森野さんはAに近付いたかと思うと腕を持って足払いをしてAを倒し

Aの手首を掴んで一瞬でAの腕をひねり上げた。



ん?



ちょw




森野さん、強くね!??Σ(゚д゚lll)



ナニコレ?柔道??

ちょっと違うな‥。



いや、分からん。

そもそも技なのか??



ん??

森野さん、何したの?(´・ω・`)



とりあえず言える事。




早すぎる。



一般人が

「これから試合が始まりますよ~♪」

で見る光景とは訳が違う。



何かやってたのかな?



やってたんだろうな。



Aは本当なのか大袈裟なのか分からないけど



「痛い!!痛い!!!!」



と声を上げている。



体勢で言えばAはうつ伏せで腕をひねられてて

森野さんはがっちり押さえてる。




完全に関節技が決まっている状態((((;゚Д゚))))




無理だわ、この人。

本気で強いわ(´・ω・`)



完全に関節キメながら、森野さんは言う。



「痛いんだ?ふぅーん。

折っちゃってもいいよね?



手癖悪過ぎだよ?この腕」




森野さん、口調は変わらないのに発言が鬼ww



「本間に痛いですって!!」



「うん。少し煩いね

静かにしようか?」



「痛ッ!!!!」



森野さんは更に力を入れたんだろう。

Aは黙った。



この人、ガチで強いんだな。



喧嘩もした事がないAにどうこう出来る相手じゃない。



つーか、素人の私が見ても綺麗に関節きまってるし。

(*´・ω・)(・ω・`*)ネー



「あんなの投げて当たったらどうすんの?」



「当ててないでしょ!?

痛い痛い痛い!!!」



Aよ、諦めろ。



相手が悪いし体勢も悪けりゃ状況も悪い。



今日はメガネ君、いないもん(´・ω・)



「当たってない、じゃないよね?

A君は腕要らないんだ?」



こんな喧嘩を見たのも何年ぶりだろうか?



気持ちがいい位に一方的だなw



つーかA、日に日に本気で格好悪いなぁorz




「自分が何したか分かってんの?

分かってるなら説明してみようか?」




森野さんは鞄を投げられると怒るのか。



私は絶対森野さんには物は投げないようにしよう..。

(。_。(゚д゚(。_。(゚д゚ )




つーか温厚な人がこうやって怒ると



しかも強いとなると



底が見えないだけに妙に怖い。



「どこまでが本気」なのかが見えない‥。




「….鞄を投げました!!」



「うん。投げたよね。

誰に?」



「森野さんにじゃないです!!

森野さんには投げてません!!!!」



うん。



分かってはいたけど
口に出すとてめぇ改めてクズだなww




「優花さんに投げたんだ?」



「そうです!!

森野さんに投げたんじゃないからもう離して下さい!!

本間に痛いんです!!!!」



Aは泣くかと思う位に悲願した。



つーか、泣かないんだな(´・ω・`)



これだけAも森野さんに服従してるし

事は終わると思った後の、森野さんの一言。




「尚更ダメでしょww

ハハハ!折っちゃうね」




「「え!??Σ(゚д゚lll)」」




あれ?



「言ったよね?

女の子に威圧的な態度はダメだって。



優花さんに鞄投げたんでしょ?

言って分かんないなら出来ないようにするしかないよね」



ちょww



森野さん



私の為か━━━(゚∀゚;)━━━!!!!





「痛い痛い痛い痛い!!!!」



A、悪い。



森野さんが素敵過ぎる。




折られてくれ!!!!