言えやしない。



森野さんには言えやしないよ..(´;ω;`)







森野さんが素敵だ。



Aにはもう、折られてもらいたい。



けど



私「森野さん、いいですよ

私、気にもしてないですから」



「優花さんが良くても自分が良くないね。

言ったでしょ?

“未然に防ぐ”って」



言ってたな。

(。_。(゚д゚(。_。(゚д゚ )



でも私、優花が言うのも何だけど




やり方が雑だし荒いww




私「私も後からちゃんと森野さんに怒られるから(´・ω・)

自分の旦那が会社で問題起こした原因の中に女が噛んでるとか、私なら嫌なので止めてあげて」



通が会社で問題を起こすのはいいとして



(ヾノ・∀・`){いや、良くないけどw



そこに女が絡んでたらどんな事情であれ、私はブチギレる。



今回の場合で言えば

「自分で折れよ!!」

だわw



(*´・ω・)(・ω・`*)ネー



「….嫌がるの?」



私「嫌がるどころの話じゃないよ(´・ω・)

私だったら離婚だわ。



私は森野さんがやってくれへんくても自分で出来るから、私は自分が嫌な事を森野さんの奥さんにしたくないです(´;ω;`)」



うん(・∀・)




Aの腕の話ww

m9(^Д^)プギャー





「離婚は困るね」



そう言って森野さんはAの腕を離した。



Aは痛かったのか、大袈裟に肩をさすっている。



その肩を森野さんは掴んで言った。



「A君、もう3回目はないからね?

自分は仏でも何でもないから。

次は折るよ?」



本当、いつもと口調は全く変わらないのに



発言が何故こんなにも鬼なんだろう。



しかもガチでやるんだろうな、この人。



「優花さんはお説教ね?

場所変えるよ」



((((;´・ω・`)))

怒られるなんて言うんじゃなかった‥orz





森野さんと喫煙所に行くのはもう定番みたいになっていて



「だからダメだって言ったでしょ!!」



私「申し訳ないです(´・ω・)」



「どんなに強がっても女の子は男には勝てないんだからね?

怪我でもしたらどうすんの?」



……..。



「A君だって男なんだからね?

いざとなったら優花さんだって勝てないんだからね?」



…………。



「暴れさせたらいいなんて言ってちゃダメだよ?

優花さんは良くても周りはやっぱり黙ってられないしね?」



…………….。



言えねぇ。



どう考えたって言えねぇ。



フルボッコにして泣かせたとは言えねぇ。



そりゃ森野さん相手では絶対勝てねぇよ。



でもAと森野さんは違うんだよ。



だけど言えやしない。



ガチで女の子扱いしてくれる森野さんに対して



「大丈夫!!私こないだAフルボッコにして泣かせたから!!(๑•̀ㅂ•́)و✧」



うん。




言えるか!!ww




黙っていよう‥。

きっとそれがいい‥。





私「ってか森野さんも怒る時あるんだね(´・ω・)」



「そりゃ普通は怒るでしょ!!(´Д`;)

優花さんって大事な所で鈍感だよね?」



そうかなぁ。



鈍感なんじゃなくて、攻撃は最大の防御だと思ってるだけだよw



でも



私「私も大概雑いし荒いけど、森野さんも大概雑いし荒いッスよね?w」



(*´・ω・)(・ω・`*)ネー



いつも子供をあやしてんのか?って位、おっとり言い聞かせるのが森野さんなのに。



「今回はまだ優しい方だよ。

男同士の喧嘩なら二人共投げれば終わるからね。

男なら少々怪我したって平気だし」




だから雑で荒いって言ってんだよww




話を聞いてるとゴリゴリの体育会系なんて通り越していて



私がずっと女社会で生きて来ていたのと同じで



森野さんはずっと男社会で生きて来ていたらしい。




「元気がいいのはいい事だけど、あんまり心配はかけさせないでね?」



そう森野さんに釘は刺されたけど



私「こればっかりはねぇ..

Aの出方次第ッスわ。




今回だって森野さんが怒ってくれたから私黙ってたけど、ガチでプッチン来ましたもん」



全てはAの出方次第。



「うーん‥。それは言えるよね

とりあえずさ、せめて明日はA君に絡まないようにね?

僕の顔を立てると思って、さ。

出来るかな?」



森野さんが何を言いたいのかはすぐに分かった。



きっと明日、Aが立てる予定の事だろう。



出来るも何も、森野さんは守ってくれた。

なら私は私のやり方で返すだけだ。



私「当然。明日は1日黙ります!!(`・ω・´)」





この翌日。



今まで黙っていた社長が遂に動いた。