Aは嘘を吐くだけじゃなく

結構な割合で話をすり替える(・∀・)







私「森野さん、ちょっと顔貸して」



夕方会社に帰ると森野さんは先に戻っていた。



勿論Aも。



「どうしたの?ちょっと待ってね」



森野さんは片付けている最中だったであろう書類を一つにまとめた。



「あの..!!」



私が森野さんを呼んだ理由が分かっているAは止めようとしていたけど



私「何?

お前が言われへんから私が直接話するだけじゃ。

退け!」



それだけ言って無視した。



森野さんは何かを察知したように



「成程。拗れちゃったかぁ(´・ω・)」

と、一言呟いた。



喫煙所に着いて煙草に火を付けながら



私「Aから森野さんに私の事で言われたって聞いたんやけど、どう言う事?

一体何の話?」



森野さんは特にいつもと変わった様子もなく



「ふぅん。

そんな話になっちゃってるんだ?

ちょっとお互い整理しようか?」



私「Aいる?」



「ハハハ!大丈夫だよ。

きっとA君だって呼ばれたって困るだけだよ。

内容が内容だけに、ね」



森野さんは本当にマイペースと言うか

ペースを持って行くのが上手い。



こう言う所を私、優花は見習わなきゃなんだけど..(´・ω・)



森野さんは



「今のA君は完全に拗ねちゃってるけど、その原因は優花さんは分かってる?」



と私に聞いた。



私「今のAですか?

今のAは最早“何していいか分からん事からの苛立ち”とかですらもないですね。

原因は自分がやるって言うた事自体を忘れてる事がそもそもの原因でしょ」



(*´・ω・)(・ω・`*)ネー



「優花さんは的を得すぎだよ(笑)

そうなんだけどね?

今のA君が拗ねてる原因の大半が優花さんだよ?」



え!??Σ(゚д゚lll)



とも今更ならねぇわww

m9(^Д^)プギャー




私「そうなんやろうけど、そらしゃぁないわ

今まで散々“自分なら出来る”って言うてきたんやもん。

ならやれや!ってだけの話やし、それをせぇへんかったらそら言われるよ

自業自得っしょ」



私、優花の言う事は最初から今の今まで一貫して変わる事はない。



”出来ないのならば出来るようになれ”



ただそれだけの話だ。



「それは勿論分かってるよ。自分はね。

でも今のA君の拗ねちゃってる理由は、ほぼほぼ嫉妬だね。



自分がA君に話したのはそう言う部分だよ。

まさか優花さんに直接言うとは思わなかったけどねw」



……..。




アイツは真性のバカなのか?




私「ヤキモチ妬いてる暇があるなら仕事しろっつー話!!

構って欲しけりゃ自分が言うた事をやってからやし。



そもそもどんだけ自分は構われて当たり前やねん!

仕事が出来ひんのはA本人の問題でそこに他人は関係ないでしょ」



結局アイツは最終的には人のせいにするんだな(´・ω・)



「ね?A君呼ばなくて良かったでしょ

今優花さん

“次は私のせいかよ”とか思ってるでしょw」



何で分かるww



「で、優花さんはA君から何て聞いたの?」



私「何も。

“森野さんに何を言うた?”の一点張り。

後は“自分と森野さんの話やから”って。

だから森野さんに直接話しに来たの!!(●`・3・)」



「成程ねw

そりゃA君も言えないと思うよ?

だけど逆効果だったかもね。

ごめんね?(´・ω・)」



森野さんが謝る事でもないのに..。



まぁ森野さんを呼び出した私も私だけどw



「じゃあ自分はとりあえず戻るね?」



私「待ってよ。私も戻るッ!!」



喫煙所を後にしようとする森野さんに続いて私も着いて行こうとしたけど



「そこにA君いてるよ?

優花さんと話がしたいんじゃない?」




森野さんの指す方向にはAが立っていた。



恐らく確実に自分の話だと分かっているからきになったんだろう。





ガチで面倒臭い奴。