社長と森野さんは、私が思っていたよりも関係は深かったようだ(´・ω・)

(恐らく仕事上ww)







社長は言う。



「しばらくAには構うな」

と。



私「どう言う意味で、どう言う事で、何処までの話ですか?」



さっきまでキレ倒していた社長とは違って、何だか疲れているように見える。



「森野から色々話は聞いてるんや。

言うても俺は実際に見たのは初めてやからな。

森野の話ばっかりを俺も鵜呑みには出来ひんのや」



話が見えない。



一体“何の話”を指しているんだろうか?(・ω・`)



「優花さんは何の話だか分かってないよね?

最近のA君の事ね。

一応自分は社長に報告はしてたんだよ」



私「何?森野さんの“骨折る”話?」



「そこを掻い摘んで言わないで?w

まぁそれも含めてって話だね」



ふぅん(・ω・`)



まあ結構社長と森野さん、飲みに行ってるような印象はあるけど



きっと私が知る以上に飲みに行ってるな、これ。



「優花の気が強いのは俺はよく知ってる。

実際お前が前に立って言うてくれてる事は、俺は感謝もしてる。



でもお前は何処まで行っても女や。

男には勝たれへんねんぞ?」



またそれかよ。



私「売り上げ云々は別にしても、それ抜きにしても女の私よりも仕事が遅い奴等が“男”?

力の差があるのに私より遅いって事は、私よりも力がないって事でしょう。

そんな奴等に力ですら負ける気ないもん。」



(*´・ω・)(・ω・`*)ネー



「優花さん、そう言う問題じゃないんだよ(´・ω・)」



森野さんは言う。



「確かに優花さんは強いよね?

気も強いし、きっと喧嘩しても負けないような気もするよ?

だけど正気じゃない男にはどうしたって勝てないんだよ。



理性が無いと、男は力をセーブ出来ないの。

そんなもんなんだよ」



森野さんの言ってる事は分かる。



そして、何が言いたいのかも。



「Aはもう、優花は放っとけ。

アイツには関わるな」



分かるけど……。



私「それは“仕事の効率が下がっても”ですか?

私の言動、行動、考え方が全てではない。

それは私も分かってます。



でも、私は黙って本間にいいんですか?」



私の言いたい事も社長は分かるだろう。



平気で虚偽の報告をしても



“何故それが悪いのか?”



その事は分かってはいても、最終的には



“それは人が足りない会社のせい”

“それはAの仕事を干した優花のせい”



と。



何処かに自分以外の誰かに責任転換をして、自分を正当化する人達だ。



自分が間違っていると知りながら、どこかで“誰か”のせいにする。



私はいつも、それが許せなくて吠える。



それを“黙れ”と。



「効率が下がってもえぇ。

お前は黙っとけ。

事件なんか起こされたら会社が潰れる位じゃ済まへんぞ?



優花の旦那さんなんか、特に

“判決に任せます”

とか言うタイプちゃうやろ。



社長としての立場もあるし、仕事の効率を求めての話じゃない事は理解は出来るな?」



社長が



「効率が下がってもいい」



と言うなんて、きっとよっぽどだ。



私が言うとすれば..

それこそよっぽどの時だ。



私にとってはAはただただ暴走しているだけで



例えれば



その暴走車(A)に私はクラクションを派手に鳴らしまくって



「何で鳴らされなあかんねん!!」



とキレるAに対して



私「一通逆走してるからやろ!!

今すぐ車降りろ!!」



って言ってるようなものか。



確かに危ないなww



私がいくら車に木刀積んでいようが、ナイフを隠し持っていようが、弾きを所持していようが



「降りろ!!」



と言う為に車を降りた私が、そのままドンっと轢かれてしまえば



いくら武装していても終わりだ、と。



例えばだけど、ごもっともだよなww



でも



私「それは分かったけど

社内の事はどないするんですか?」




社長は言う。





「とりあえず在庫の件は森野に任せる」と。