下田の気が強い事は知っている
そしてプライドが高い事も(・∀・)
きっと下田は今まで全力で勘違いしていたんだろう
自分は会社の人間ではないから報告する義務もなければ専務に対して気を使う事もない、と
だけど事務所の人間含め会社の人間は社長の雇用している従業員であると同時に、代表取締役である専務の部下で
例え下田がどんな立場であれ、雇用をしているのは社長
部下の面倒も責任も持っているのは専務
下田はあくまでも部外者でしかなく、会社の人間は下田の従業員でもなければ部下でもない
下田が振った仕事に対して指示を出すのも負担するのも全て会社の人間だ
下田は何もしていない
そして重要なのはここで
部外者の下田の事ですらも専務は会社の一部と考えて回し、仕事を振っていた
専務は内部の下田に対する愚痴も全て聞き入れた上で仕事を受け、振っていた
私「で、お前の立場は?」
「だから私はアウトソーシングで..」
私「お前の言うアウトソーシングって何?
言うてみろよ、聞いたるから」
「だから..アウトソーシング知らないんですか!?」
うん
下田のアホさに涙が出るww
「要は会社の人間ではないんすわ!
私が専務に言うた事がそんなに問題ですか?
仕事してないんやから言われてしゃーないでしょ!!?」
会社の人間ではないのであれば、そもそもうちの会社の従業員が仕事をしていなくても下田には関係がないだろう
その理屈は「隣の家の奥さんが全く家事をしていないから文句を言った」レベルでしかねぇ
そしてここは会社だ
私「お前、自分がやった事に対して責任は持てるんやんな?」
「は?どう言う事ですか?」
専務が仕事をしていない訳がない
専務の仕事は会社にいて、いつでも責任者として対応出来る事
それこそが社長に代わって他の誰にも出来ない専務の仕事だ
だからこそ専務は忙しい社長に代わって毎日出社していた
私が会社に勤めてから何年も経つのに専務が休みを取ったのは5回にも満たない
私だけじゃなく、社内の誰もが言っていた
「専務、週に1回位は本間に休み取らなあかんで」と
だけど専務はいつでも笑って
「ありがとう♡
ちゃんと取れる時は取ってるから大丈夫♪」
そう言っていた
専務自身が休みが必要ないと思っていたのかどうかの本心は知らない
だけど毎日専務への電話はひっきりなしに鳴っていた
私「その専務の代わりがお前に出来るんやんな?
つーか、やれよ?
何を言うたのかも言いたくない、専務が仕事してないからや て言うならお前は全てに置いてケツ持てるんやろ?」
私は煙草に火をつけた
別に下田が100%で専務の業務をこなしてくれるのであれば文句は言わない
けど下田の答えは当然
「そんな事出来る訳ないじゃないですか!」
うん(・∀・)
ならば聞こう
私「専務は仕事してないんやろ?
やったらお前、出来るやろ」