人は何故か
「お前と話す事はない」
そう見限られると、食いついてくる人間が多い
BY 優花
私「去れや」
私は下田にそう言った
「お前と話す価値はない」と
だけど下田は言う
「何で私がそこまで言われないといけないんですかね!??」
私は思う
ここで相手が去るようになったら終わりなんだな‥と
直接話をする事を避けて、相手の思う事も考えてる事も分からなくなって
そしてそれを知ろうともしなくなる
そうなった時、人間関係なんてあっと言う間に崩壊するものだ
この時の下田はまだ違っていて
下田は泣いた
うん
それこそAのようにwww
「本間に私は一生懸命やってんのに‥!!」
「今日だって、社長が言ったらいいって言ったから、社長が言えって言ったから‥!!」
「そんなん、言う事聞いてくれへんのに黙ってやっとけって言うのんなんかおかしいじゃないですか‥!!」
うん(´・ω・`)
言いたい事は分かる
何が言いたいかも分かる
だから私は下田に手を差し出して言った
私「分かった分かった、泣くな(´・ω・`)
あんたはあんたで頑張ってんな?」
「分かってくれますか?」
私「分かるから泣きな」
「優花さん‥‥!!」
んな訳あるかーーーーーーーい!!!!!
私は知ってる
泣いている時に言った言葉程相手の心に深く残るものだと
私は知ってる
泣いている時に甘やかされれば、それが癖になるものだと
今の時代、誰でも人には優しい
私は知ってる
無責任な優しさ程、この世に酷なものはない
泣いて済む問題じゃない
泣けば終わる問題じゃない
「自分が」じゃない
「自分がした事で如何に周りに迷惑をかけるのか」で、泣け
私「だから?」
「は‥‥!??」
私「一生懸命やってるのに‥の上で何?
去らんと言いたい事ってそれだけか?」
うん
鬼ですが何か??
m9(^Д^)プギャー
私「アウトソーシングの使い方間違ってるけど、まぁえぇわ
お前これから先、詰められたら泣いて終わらすん?
終わる訳ないやろ!んなもん!!」
とりあえず雰囲気で椅子を蹴ってみた
あくまでも雰囲気で!!
なんで蹴ったのか? と言われれば、威嚇でも何でもない
ただ蹴っただけwww
私「お前どうやってケツ拭くねん?
お前の涙なんか蚊ほどの価値もないねん
泣いてる暇あんなら事務所行って詫び入れて来いや!
余計な事して専務辞める事になって申し訳ありません言うて来い
会社の害虫なんか泣こうが喚こうが害虫に変わりないぞ!?」
「もういいです!!!!」
下田は泣きながら出て行った
途中ぶつかったのか蹴ったのか分からないけど バン! と大きな音がした
多分蹴ったんだろうけど
いい度胸だな(゚д゚)
私が事務所に入ると荷物をまとめている下田がいて
「私辞めますわ!!
え?優花のせいですよ!!!!
何で私、優花にあんなん言われなあかんのですか!?」
電話の相手は社長だろう
そして下田が言っている一言一句はそのまま専務が社長に言った言葉だ
「何で私が下田にあんなん言われなあかんのですか!?」
と
私が事務所に入った瞬間、事務員は一斉に私に注目していて
死角で話している下田だけが私の存在に気付いていないww
うん
せっかく人目のないところで収めてやろうと思ったのに(´・ω・`)
敢えて言おう
私は呼び捨てにされているのを聞いて黙って見過ごすほど甘くはない(・∀・)