加賀美君が初めて「辞めたい」と口にしたのは
加賀美君が入社して1年が経った時だった







加賀美君は倉庫の管理
(Aがやると言って出来なかった事)



そして事務所の仕事も請け負っていて



私「どうした?
仕事量が多いか?」



加賀美君の場合、本気で人の話を聞いていない
例えどんなにキツイ言い方をされたって次の瞬間には忘れているw
良い性格だ(*´・д・)(・д・`*)ネー
だから多分人間関係で‥と言う事はないのだと思った



加賀美君は

「どうしても手が回らんくていっぱいいっぱいで
何か自分だけが仕事押し付けられてるような気がして仕方がないんですよ
実際人の3倍位は仕事してるじゃないですか、自分って」



うん



そりゃ完全にお前の錯覚だよwww

m9(^Д^)プギャー




3倍とかしてないからw
つーか、お前にゃ無理だから(ヾノ・∀・`)

せいぜい言えて「人並み」だよ、君ww



とは言え

私「まぁまぁ、錯覚はいいとしてw
しんどいって事??」



うん?



心の声ではなく、全て加賀美君本人に言っていますが何か?(・∀・)



多分こう言うところが「追い打ちをかける」って言われるんだろうな‥
(´・ω・`)



加賀美君の話は結局はただの愚痴でしかなったんだけど
私にはただ愚痴を聞く事なんて出来ないし



私「とりあえず私達もフォローに入れるようにはするし
他の3人にも事務の仕事で手一杯な時は倉庫の仕事をするようには言うし、やってもらうわ

だから加賀美君は“僕は忙しいんです!!”ってアピールして気付いてもらおうとするんやなくて
ちゃんと手伝って欲しい時は手伝って下さいって頭を下げろ

ちゃんと言葉にしてお願いした事を蹴ったんであれば私は3人まとめて蹴り飛ばしたるわww

辞める前に出来る事なんか山ほどあるんやから、全部やりつくしてみてから辞めたら?
勿体無いで」



私は甘いと言われるけれど、自分では決して甘くもなければ優しくもないと思う

本当に優しい人間であればきっと何一つ責める事無く話を聞いて
そして無条件で力になってあげる事が出来るのだろうと思うし

それが出来ない私は寧ろ薄情なんじゃないかとさえ、自分で思う



無条件で助けてもらえると思ってる奴、嫌いだしwww

(ノ∀`)タハー




加賀美君は

「分かりました、ありがとうございます
フォローしてもらえるんであればもう少し様子みようと思いますわ」

と言った



うん



だから加賀美君ってちょっと変な子なんだってww



私「お前な‥こう言う時の言葉の使い方は“様子見る”じゃなくて“頑張る”言うねん
何で私がお前に様子見られなあかんねん!
一歩間違えたらお前私にしばかれてんぞww」

「あ!そうですね!!
優花さんには言ったらあかんですよね!!」

私「私やなくて誰に対してもじゃ!!!!」

「え、あ!はい!!すみませんでした」

私「何て言うの?
もっかい言うてみ?ほれ!!」

「頑張ります!!」

私「良し!!ww」



そう言って缶コーヒーを渡した



私「抱え込んだらしんどなるし
かと言うて言わな誰も気付いてくれへんからな

辞めようって思うまでに言うておいで
言うてさえくれれば何かしら対策は立てれるんやから」

「はい!溜め込む前に言わせてもらいます!!」



そう話をした翌日





加賀美君は女性相手に会社で暴れた