森野さんは男前且つ癒し系ではあるけれど



実はガッツリ体育会系の中で生きてきた人です(・∀・)




企業には私が入社する前はメガネ君が多く行っていて

最近では私が休みの日には森野さんがほぼ行っていた。



私も企業の人達から



「最近入ったあの兄ちゃん、適当やのぉ!!w」



と言われていて



企業の人達から他の人の話が出た事が今までなかったので、森野さんの話が出た時は私も多少驚いたけたど



森野さんなら不思議はないな

(。_。(゚д゚(。_。(゚д゚ )



と納得した時があった。



だけど正直、あの企業の人達は私でさえも“女だから”良くしてくれるのだと思っていた。

女好きが多いもん(*´・д・)(・д・`*)ネーw



森野さんは



「あの企業の人達は優花さんが女の子だから優花さんを応援してるんじゃないですよ。

優花さんだから応援してるんですよ。

企業の人達から話を聞いていれば分かります」




そう言ってくれた。



「女の子だから売り上げが上がりやすいって言うのはあるかも知れないけど、女の子だからで終わらせちゃうのは優花さんが可哀想だと僕は思うなぁ(´・ω・)」



うん。



森野さんアイ  ラブ  ユーーーー!!

(ノД`)・゜・。




「うん、そりゃ毎日外に出てる訳やからファンも付きやすいやろうけど

今回のクレームはA君だけの責任じゃないよね?



それとも森野君もA君を責める?

優花ちゃんの肩を持つ?」



コイツ小学生かよ!!(゚д゚)



だけど森野さんは



「この場合、肩を持つとかじゃないですよね?

白髪さんは何の為にA君を庇ってるんですか?



肩を持つとかじゃないですけど、実際にあれだけの件数抱えながらあれだけの売り上げを上げながら、クレームを出さない優花さんには何を言っても勝てないですよ。



僕ならそんな沸点の低い話はしないなぁ。」




おい、森野さんよ。



新人だとは思えない位の発言だな、おいww



つか、後輩で年下で女の私だけでなく

入社して1年も経たない人にここまで言わせるって……orz



しっかりしてくれよ!!

(*´・ω・)(・ω・`*)ネー



「僕は責任どうこうの話をするんだったら、優花さんがどうやって回りながら売り上げを上げてるのかを聞きたいですね。



それで僕、1件電話しなきゃいけない所があるんで電話してきてもいいですか?」



私「あ、どうぞどうぞ。」



「私も整理しなあかん書類があるから、もういいかな?」



私「私もかーえろ」




結局何も解決はしないまま、無駄な話し合いは終わった。



だけどこの日からAは泣けば誰かに庇ってもらえると言う事を知った。



そして泣く事で一生懸命しているんだと周りにアピールが出来ると言う事を覚えた。




ただ、仕事をするにおいてすぐに結果が出る事や

効果に即効性があるものは決して長続きはせず



そして即効性のあるそれは、いずれ自分の身をも滅ぼす諸刃の剣となる事を、Aは知らない。



結果とは積み重ねたものにこそ本領を発揮するものなのだと。



積み重ねたからこそ生まれる信頼がそこにあると言う事を。





Aは自らそれを知る事を放棄した。