私、優花は相手が男だろうが先輩だろうが年上だろうが



怒ると言葉を選べませんが何か?(・∀・)







毎日の業務日報は私も毎日目を通している。



だけどその日報は私が見ている事を知っているから

Aの日報は勿論、他の2人の日報にもAに仕事を振ってる痕跡は残されてはいなかった。



もしも書かれていたらその日の内に私は気付く。



私が見るのは



私「事務員が付けてる日報見るわ」



私達が付けてる業務日報とは別に、事務員がきちんと管理している日報がある。



これは会社として正規で保管する日報だからA達が隠れて仕事を入れ替えたとしても、この日報を書き換える事は出来ない。



「見て何するん!?」



私「全員まとめて話する以外ないやろ!!

いちいち聞いてくんなや!!」



今更だけど「優花に内緒」と言われいた事を私にバラしただけじゃなく



私、優花がキレまくっている上に会社にはメガネ君も白髪さんも



私にとってはいいタイミングだけど、A達にとっては最悪のタイミングだろう。




この日は社長も会社に来ていた。




「いや、全部俺のせいやから!!」



話を大きくされると困るんだろうが



今更遅ぇよww

m9(^Д^)プギャー




「ちょっと待ってって!!」



そう言って手首を掴むAに思いっきり肘鉄を喰らわせ



「痛..っ..」



と大袈裟に腕を押さえるAに対して裏膝目掛けてローキックを入れた。



私の邪魔をするな。

すっ転んでろ。



(๑•̀ㅂ•́)و✧{重心が偏りまくってるような隙しかない相手なら、女でも狙えば転ばせる位は出来るんだぉ♥



夕方の事務所は人が少ない。



私はキレている。

とにかくぶち切れている。



乱暴に事務所のドアを開けると



私「日報見せて。

事務が打ち込んでる正規の日報!」



そう言うと、すぐに一人の事務員が出してくれた。



この3週間の行き先記録を見ていると、確かにAは1日に3件4件と走っている。



しかも方角も行き先もてんでバラバラで、効率が悪いにも程がある。



こんな事ならいっその事、Aとメガネ君と白髪さんの3人で全て組み直してしまった方がよっぽどマシだ。



私「専務、これ3人が予定触ってんの知ってたん?」



事務所には社長と上司である専務、他の事務員2人と私の後で入って来たAがいて



「え?知ってるも何も優花ちゃんの指示なんやろ?」



と、専務。



私「私がこんな無駄な事する訳ないでしょ!!

ガチでふざけんな!!!!」



ん?



専務だろうがそんなの関係ねぇ!!



「おい!何や、なんかあったんけ?」



社長が私の様子に驚いて焦って聞いてきたけど

(いくら何でも流石にここまで怒る事はしませんww)



私の言葉を遮るようにAは



「いや!何でもないです!!」



何でもなくねぇよ!!!!(゚Д゚)



私「こいつ等3人、私が予定組んで社長に流した後で勝手に入れ替えとったんやわ!!」



そう言いながら改めて個人が書いた業務日報を見てみるけれど、やっぱり入れ替えた予定は書かれていない。



完全に3人で固まって嘘を吐いて私に隠していた。



私「お前何でもなくないやんけ!!

こっちの日報にはお前が行った先が記載されてんのに、お前等3人業務日報には一切書いてへんやんけ!!

どこまでこすいねん!!

ぶち殺すぞ!!!!」



私は嘘が嫌いだ。



そして、社長も嘘が嫌いだ。



「待て、どう言う事や?

何や、それちょっと見せてみろ」



私は社長に日報を手渡した。



つーか、半分投げたw



「俺は何を見たらえぇんや?

説明してくれ。

話が見えへん」



‥‥‥。



社長、ごめんww



私は今までの予定表と3人が個々で書いている業務日報、それと会社で事務が正規で付けている日報との違い



そしてそれを私は知らなかった事の説明をした。



当然会社としても虚偽の報告をしているので社長が黙っている訳もなく



「会社に3人ともいてるやろ。

社内放送で呼び出してくれるか」

と告げた。



「----‥だから全部私の虚言なんですって!!!!」



いやいや




何もかもが遅ぇから。




「分かりました」と言う言葉と共に、社内放送が流れる前のコールが鳴る。



専務のこう言う

“最後まで言い切られる前に動く”

って言う姿、本当に好きなんだけどな(´・ω・`)




「森野さん、メガネさん、白髪さ‥」



ブチ切れ全開中の私、優花(・∀・)



専務が持ってる受話器を取り上げて言う。




私「森野、メガネ、白髪!!!!

10秒以内に事務所に来いや!!!!!!!」







喧嘩上等だコラ。