森野さんは“言いにくい”と言いながら、結構さらりと話しますた(・∀・)



ガチで食えない男だわ。







「優花さんが予定を組むようになってからの2日後位、ですかね?」



森野さんの話した内容は



私、優花は件数を抱えているので会社を出るのは誰よりも早くて誰よりも遅い。



そして私が会社を出た後で森野さんはメガネ君と白髪さんに



「A君が取ってくれるから、森野さんもA君に振ったら?」



と提案されたのだと言う。



「だけど自分としては無理な予定ではないし、何よりも優花さんがそれ以上に件数取ってる事は分かってたからね」



森野さんはその提案に対してそのまま返した後に



私がAを残すような予定にしているのは、Aが社内の仕事に集中出来るようにする為だ と。



そんな事をすると意味がなくなるし、私に黙ってそんな事をするのは筋が違う と。



そう言って断ったのだと。



「その時に“組まれた予定は各自でこなすべきだ”とは言ったんだけど‥

言い方がやっぱり甘かったのかな

ごめんね?優花さん」




べっ‥別に嬉しくなんかないもん!!

(ノД`)・゜・。




「だから自分は知ってたか知らなかったか、で言えば知っていました。

ただ、ずっとそうしていた事には気付いてはいなかったですね。

申し訳ないです」



森野さんはそう言って社長に頭を下げた。



社長は



「よし、分かった。

ミーティングルームに移動するぞ

ここ(事務所)やと優花が物を壊しかねへんからな」



うん。



社長、真面目に言ってますが何か?




‥しかし、情けない。



私は“みんな頑張ってくれている”と思っていたのに



頑張るどころか今まで以上に楽をしていただと?



((-ω-。)(。-ω-))フルフル



それはいいよ。



別に私が回れば会社の売り上げも上がるんだしな。



でも‥



ミーティングルームに移動中、森野さんがまた

「本当にごめんね?」

と謝ってきた。



私「森野さん、そんな話があった事

知ってて黙ってたんやんね?



今、森野さんすらもウザいっすわ




だからショックなんだっつってんだろ!!(´;ω;`)



ミーティングルームと言っても普段はほとんど使用していない部屋で

本当、物を壊しようがない位にこの部屋にあるのはテーブルとイスとホワイトボードだけ。



投げる物すらないw



社長もまだまだ甘いな。



物を投げてる内が華だっつーのにな。



私の頭の中はグルグルしていて



そんなに広い訳でもない社内



ミーティングルームになんか1分もあれば着く。



私は怒りを抑えきれないまま



私「つーかお前等、舐めてる?」

から話を始めた。



最初に口を開いたのは白髪さんで



「いや、ちょっと待って。

自分もメガネ君も、A君の仕事がないから良かれと思って振ったんやけど?」

と言った。