仕事をする上で“いつか”と言う事は存在しない。



いつか  が来るまで待ってはくれないのが仕事である(・∀・)



by 優花







社長は遂に在庫の仕事を森野さんに一任した。



別に理由は聞かなくても分かる。



会社の決算が近付いているからだ。



私「森野さんがやってくれんの?」



「うん。

少し前に社長と話をしてね♪

時間もないし、今のままじゃ揃わないでしょ?」



私としてはいつまでも在庫を数えるしかしないAよりも、先に進めるのであればA以外がやってくれる方がいい。


(゚д゚){見ててイライラするからな。



確かにもう決算も迫っているのに、社長はこのままでいいのかとも思った位だ。



私「じゃあ予定はどうしようか?

森野さんが出て行く訳にも行かんよね?

外に出てたら無理でしょ?」



「そこなんだけどね(・ω・`)

例えばなんだけど、優花さんならどうする?」



私なら は今までも散々Aに言ってきた。



私「私なら全員の手を止めてでも一気に在庫を数えるね。

で、どれだけ在庫表とのズレがあるのかを把握する。



その上で原因突き止めて、そこを改善していく かな?

実際はやってみないと分からんけどね」



「やっぱりそうなるよね」



私「Aと森野さんが丸々入れ替わるんであれば、私ならさっき言ったみたいにするけど..



森野さんが今みたいに外に出ながらってなれば、それはAか他の人に指示するしかないんやろけど

正直私は他に任せてもそれが出来るとは思わんよ」



他の人に任せて出来るのであれば、きっと今頃在庫は揃っている。



どうせ指示をして出たとて



「出来る状態じゃなかった」



と言い訳をしてしないままで終わるだろう。



パート、強いしww



「うん。

社長、どう思います?」



「( ー̀дー́ )チッ!

そうやな、森野が会社に残るか?」



うん。



社長も舌打ちするのは癖ww



私「じゃあ森野さんのお客さんの引継ぎいるやんね?

私が引き継ぐし、明日から揃うまでは森野さんが残れるように予定組む



これでいいですかね?」



基本的な仕事に売り上げとか担当とかは関係はないんだけど



私もだけど、森野さんも基本的な仕事以上に売り上げを上げてくれるお客さんへの直接的な話が結構ある。



これはきちんと引継ぎをしておかないと



「後で森野から連絡させます」



では、いくら森野さんを社内に残していても意味がない。



電話対応で時間を取られていては、社内の仕事が進まない。



「ありがとう♪

じゃあお願い出来るかな?



で、優花さんも早く戻って来る事って出来る?

優花さんにも現状って見ておいてもらいたいんだよね」



……。



成程。これか。



私「本間に出来るか出来ひんか って事?

私が入れば何をしてでもやるってばww」



上等だ、コラ(゚Д゚)



私「とりあえず私が外に出ん事には、森野さんも社内に残るんじゃ仕事が捌き切れんくもやるやろうから。

その上で私が早く戻れるように予定を組めって話でしょ?

任せとけ」



明日からちょっと忙しくなるな(・ω・`)



「優花さん、頑張れる?」



森野さんは優しいww



私「私を誰やと?」


「ハハハ!相変わらず流石だね♪

社長、これで進めていいですかね?」



社長は



「おう。お前らがそれで決めたんやったらやってみ。

その代わり 無理でした とは言わさんぞ?」



カッチーン(゚д゚)



私「私を」

「誰だと思ってますか?♪」



森野さんが被せるので思わず笑った。



私「よくご存知でww」



「いや、覚えるでしょそりゃw」



しばらく忙しくなりそうだな。



私「森野さん、とりあえず先に引継ぎさして。

明日してたんじゃ遅いわ



社長、ほんな社長からAに話してくれます?

“在庫は森野さんに任せる”って。

でないとアイツ、社長から言われな引きませんから」



Aは“何故”言われているのかではなく

“誰が何を”言っているのかしか理解が出来ない。



┐(´д`)┌ヤレヤレ



社長は



「よし。分かった」



と言って、Aの元に向かった。



私は森野さんから引継ぎを行った。



決算まで1ヵ月を切っている。



悠長にしている時間はない。





Aに任せていつまでも出来なかった“在庫を合わせる”と言う仕事が本格的に動き始めた。