私、優花を含めた社長と森野さんには全てを言わずとも見えているものは同じ。



ただ一人、Aだけが違う時



一体どうなると思いますか?(・∀・)





「明日、白髪さんには俺から言うからな。

しっかり頑張ってくれよ!

予定も全部お前が仕切ったらいいからな!!」



そう言う社長の言葉に込められた意味は

“責任を持って自分で考えて決めた事であれば、俺はいつでもお前を庇う”

と言う事でもあるけれど



決して無条件にAを庇うと言った事ではない。



そして

「売り上げを優花に頼るな」

と言う言葉も



「予定を組むのも誰かに相談するんじゃなくて、お前が決めろ」

と言う言葉には“優花は手を出すな”

そんな意味が込められている。



全ては「やります!!」と言ったAの為に。




「別に今日、明日のすぐに出来るとは思ってないし

優花も結果を急ぐなよ?

今出来ひんくても出来るようになろうとする事が大切なんや」

と。



うん(・∀・)




数年前から何百回と言って来てるんだけとなww

m9(^Д^)プギャー




何年も言い続けて、本当にそうなれるのであればとっくにそうなっていても不思議はない。



きちんと自分で売り上げを上げて

件数も他の誰よりもこなしていれば、他の誰に何を言われた所で堂々と言う事が出来るし



そもそもの考え方さえしっかり持っていれば

「そんなん忙しいし無理!!」

と言うパートの人達を黙らせる事も出来る。



全ては自分が出来るようになればいいだけ。



ただそんな単純明快な事なのに、Aには未だにそれが出来ない。



全ては理解が出来ていないが為に。

理解が出来るまで解ろうとしなかったが為に。





Aは段階を追って徐々におかしな方向へと走っていく。



有言実行をしない人間を嫌う私、優花。

そして“やってるつもり”で肝心な事をしていない、A。



昔付き合っていたTと言う名の男性の方が、いくらかマシだったのではないか?と思う。



若さと言う逃げ道があったし

変に周りを下げる事があったとしても、そこは周りも

「優花と別れたくないんだな……ww」

といくらかの理解は得られていたから。



だけど仕事と恋愛は全く違う。



たった一人の発言ですらも、大きく左右する結果を招く事態になる事は珍しくもない。



「すぐに出来るとは思っていない」



その言葉の意味も何もかもを履き違えたAと優花。

まるてアンジャッシュかのように会話が成り立っていない2人の地獄の入口。




地獄の第一段階へようこそ。