人は常に“自分の観てきた世界”の中で生きていると私、優花は思っています。



人間は常に「井の中の蛙」だと。



その“井”の広さを決めるのは自分自身なんだと言う事を、私はAから学ばせてもらった(・∀・)







私がどんなに引っ張ろうと思っても、どんなに“仕事外の事”を教えても



本人に聞く気が無ければ声は届かない。



仕事は時間を拘束される事が目的ではないし、与えられた業務をこなす事は必要最小限である事。



私が常々思う事は

雇われの身であっても給料は自分で稼ぐもの。



何のコネもなく、今私が1日数十万との売り上げを上げる事なんて不可能でしかない。



だけど会社は「売り上げを上げる場」を提供してくれている。



売り上げを上げたからと言って、特別な手当が出る訳でもない。



だからみんなは言う。



「やるだけ損だ」と。



うん。



待て待て待て待て‥‥。



私は思う。



損得勘定出来る立場ですらねぇだろ。



と。



だって



実際に金動かしてんの、会社だからな(゚д゚)



Aは知らない。

メガネ君も、50歳を越えた白髪さんでさえも知らない。



社長と言う事にどれだけの覚悟と責任を負わなければならないのかを。



世の中には



「社長は社員に仕事をさせて自分は楽をしている」

だとか



「社長って言うだけで偉そう」

だとか



「社長は現場を知らんから言える」

だとか、そんな声ばかり聞こえるけれど。



でも。



私は思う。

そして言う。



その社長から仕事を貰って飯、食ってるだけのクセに。



と。



社員に仕事をさせて、自分は楽をしている??



(ヾノ・∀・`)ナイナイ



もっとスケール大きく考えてみようぜ!?



天皇陛下が今の歳で、どれだけの業務をこなしているのか知ってるか?|д゚)



国家の代表だよ。

楽‥‥してなくね??



安倍総理の仕事内容、知ってるか?(゚д゚)



知らなければせめて、国会を聴け。



内閣総理大臣だよ。

国民の頂点だよ。



その上で聞きたい。




楽だと思うか?



これでも楽だと思うなら、お前はクズ極まりない。



国会に出席して、挨拶して、ゴルフしたり酒飲んでたりw



これ、ホステスと似てる部分もあるんだけれど(・∀・)



得意先の人とゴルフ=遊んでる



いやいや(ヾノ・∀・`)



そもそもゴルフが出来なきゃ一緒に遊べないから。



「社長って言うだけで偉そう」



うん。



社長だから偉そうなんじゃない。

そして「社長が偉い」とも、私は思わない。



私は



努力して積み上げて、培ってきたからこその「今」と言う結果がある。

社長は人の何倍も苦労をしてきてる。

だから社長は偉いのだ

と、私は思う。




「社長は現場を見ていない」

そう言うけれど。



私は言う。



声を大にして言う。




お前たちは社長である事の現場を見た事があるのか?

と。



社長は少なからず経験して来てる。



今の私達の忙しさを経験して、乗り越えた先の「今」だ。



そして「今」も、社長は社員を食べさせる為に働くだろう。



「責任があるから」



私達は常に社長に守られている。



最終的に責任を取ってくれるのは、誰でもなく社長。



私の勤める会社の社長は決して保身の為に従業員を売ったりしない。



私は知ってる。



兄貴達からずっと前から聞いていた。



「お前の社長、全部きっちり被りよるから気持ちえぇねん」

と。



私が遅くても切られなかったのは、社長自身が好かれていたからだ。



「お前の代わりに頭下げる人間がおる事、覚えとけや」



そう、常務に言われた。



分かってる。

だから私は社長が好きなのだ。



富士山の頂上からの景色は実際に富士山に登って頂上に立った人間にしか分からない。



富士山に登りきるまでに



そもそも富士山に登ろうともしていない人間が、頂上から景色を見ている人間の事をとやかく言うな

と。



頂上に立つ人間は富士山の麓の景色を知っている。



五合目からの景色も、七合目からの景色も頂上に立つ人間は知っている。



いいか?



楽をしているのは社長じゃない。

富士山に登りもしない、私達の方だ。




「仕事はしてる」?



当たり前だ。



今、お前が歩いているのと同じレベルで当たり前だ。



社長が切り開いて用意してくれた、平坦な道をゆっくり歩いていると言うだけの話だ。



私も含めてな。



人がレールを用意してくれているのに、そのレールが気に入らねぇならてめぇで登れ。



と。



この話をしていた時、社長は嬉しそうに笑っていた。



そして言った。



「優花は例えが上手いな!!

お前等もよく聞いとけww

男が率先して道を作ってやらなあかんのやからな!」



そして社長は言った。



「優花の言う事は間違ってないからな。

お前等もこれ位言えるようになってくれたら俺は楽なんやけどなぁ」



この日から、Aは少しづつ変わり始めた。