私、優花の仕事のやり方は全体を巻き込みます。



それがいいのか悪いのかは分からないけど

私は結果を出せてはいます(・∀・)





Aの仕事のやり方は私、優花とは全く逆で

Aは私が思っているスタート地点にひたすら立ち続けていた。



私なら、私が外に出ない分をメガネ君や白髪さん。

森野さんやA。

みんなにお願いをして私が外に出ない分を割り振って負担してもらう。



全ては在庫を合わせると言うゴールに向かう為に。



だけどAの場合は全く違っていて、Aは



今までの業務に+して、与えられた仕事を行おうとする。



今までと同じように会社の外に出ては、帰って来てから言われた仕事。



会社に残る白髪さんに言われている業務を頼むのかと思えば、それも一切する事もなく

ただただ深夜になっても一人で会社に残って業務を遂行しようとしていた。



うん。



あのね??




物 理 的 に 無 理 だ か ら 。




数千種類とある在庫を一つ一つ数えるとなれば、その個数は数万を超える。

それをたった一人で夕方に外回りを終えた後に行うって‥‥orz



ただ、Aの仕事のやり方は面倒臭い男①でも話したように

自分にこなせない仕事を付けては、周りが気付いて声をかけてくれるのを待つ

だった。



「します・やります・出来ます!!」

Aが自分からそう言わずして社長から命じられたのであれば、私は確実に同じ業務をしている男性達にAの代わりに伝えたであろう‥と思う。



私「Aが社長から“在庫を合わせろ”って言われてるから、今日からAを会社に残すから。

私が出来る限り行き先取るようにはするけど、私の限界超える分はごめんやけどお願い(´・ω・`)」

と。



私「Aは他の人にもフォローしてもらうんやから、しっかり責任持ってきっちり合わせてな。

それが出来やな他の人達に被ってもらう意味がないから」

と。



私が口を出していいのであればそうしただろうし、実際に今までがそうだった。



多分、Aの仕事のやり方はこのままなんだろう。



・誰かが自分の意思を読み取ってくれて

・誰かが見ていれば助けてくれて

・自分がただただ何かをがむしゃらに、無茶苦茶にしていれば心配して手を差し伸べてくれて

・“やってさえいれば”上手く行く




実際そんな夢みたいな事はあるはずがないのに。




だけど、そんな夢を数年にも渡って見させ続けたのは他の誰でもない。



私、優花   だ。