確かに周りに人はいる。
だけど私は一人だった。
私が一人でこなせない仕事を与えられていた時
物理的に無理な仕事で毎日得意先で怒られていた時
それを助けてくれたのは他の誰でもない。
得意先の人達だ。
社内の人間はメガネ君も、当時いた人も
「社長が言うから」
「行けるはずやから」
そう言って、今の私が見ても可哀想過ぎるような仕事を私に付けていた。
お陰で今はやりたい放題だけどwww
m9(^Д^)プギャー
今の森野さんは当時の私とよく似てる。
事務仕事の経験はそこまで深くないけれど、どんどん人がいなくなるから否が負うにも背負わなければならない。
そして周りは言う。
Aが言っていたように
森野さんばかりが大変なんですよ。
と。
うん。
自分は気持ちが分かると言う顔をして。
私には分かる。
Aがそうだったから。
専務にも分かる。
全て見てきたから。
私「私は事務の事は分からんけど‥でも、森野さんになるべく負担はかけへんようにするから。
私に出来る限りの事はする。
森野さんを精神的に一人にはせぇへんから、大丈夫。」
専務は泣いていて
「情けないよな。
本間に逃げるみたいでごめん」
私「そう思うんやったら逃げんと辞めるん止めたらいいやんw」
「それも無理!!」
うん。
すっげぇ我が儘┐(´д`)┌
だけど仕方が無い。
専務が自分で決めた事だ。
専務は専務のしたいようにすればいい。
私は私のしたいようにするから。
私「我が儘やねん!!w
大丈夫。
その気になれば事務の仕事なんか3日で覚えたるわww
心配で泣く事なんか何一つないよ」
私の大口はいつもの事で、専務は
「もぉ‥優花ちゃんは‥」
そう言ってまた泣いた。
こんなに仕事がしたいと思っている人を
こんなに後を心配して泣く人を
私は本当にこれ以上、何も出来ないんだろうか‥。
泣かないで欲しい。
心配しないで欲しい。
心配だったら辞めないで欲しい。
だけど私は自分に出来る限りはしたつもりで
この時の私に出来る事は専務に安心を出来る限りで与えるしかなくて
私「森野さん、専務おらんくなっても頑張れる??(´・ω・`)」
「さぁ??どうだろうね??」
私「頑張って!!
私、森野さんが頑張る限りは絶対会社辞めへんから。
専務がおらんくなっても、森野さんが頑張る限りは私も頑張る。
んでさ、どうせ専務は帰って来るから待とうや(●´艸`)
待つとか死ぬ程嫌いやけど。」
森野さんは呆れたように笑った。
「いいよ?
優花さんの気が済むまで付き合ってあげてもw」
私「は?何それ!?
言い方とか超気に入らんねんけど!??(# ゚Д゚)」
「何か気に障った?ww
おかしいな‥。
言葉選んだつもりなんだけど?w」
私「いちいち語尾上げてくんなや!!
別にいいけど?
森野さんが辞めても―――!!!!!
辞めてクソ程後悔しろ!!w」
きっとこんな言い合いでも本気の喧嘩にならないのは論点が合っているから。
専務の居場所を守る為に頑張る。
ただそれだけ。